赤い羽根ポスト・コロナ(新型感染症)社会に向けた福祉活動応援キャンペーン 外国にルーツがある人々への支援活動応援助成(第3回)活動報告

2023年4月1日~2023年8月31日までは赤い羽根共同募金会の外国にルーツがある人々への支援活動応援助成(第3回)のご支援を頂き、活動して参りました。ここにて活動報告をいたしました。

OFPは、外国人住民が日本社会になじみやすくなり、文化間の相互理解を深め、共生を促進するコミュニケーションサポート活動です。

2022年度において参加者は前年度の倍以上に増加し、合計595名となりました。助成期間中に、新たにおとなりさんボランティアが91名、外国人参加者が59名が増えました。 新たに66人がペア活動を始め、92人が半年間の活動を完了しました。参加のきっかけについては、従来のインターネット検索に加え「知人の紹介」 が多くあげられ、口コミなどで広がり、知人の紹介がきっかけの参加者が引き続き増加しております。参加者向けプログラム説明会は18回開催しました。

現在、外国人住民は40を超える国や地域からOFPに参加しています。東京都在住外国人の比率に概ね比例しており、外国人住民に対する活動として広がっています。

参加者の声も一部をご紹介します。

◆外国人参加者(日本語訳)

「おとなりさんのおかげで、日本人に話しかける勇気がでました」

「自分にぴったりのマッチングで、プログラム終了後も連絡を取り合う素敵なお友達になりました」

「コーディネーターがとても親切で、私のニーズに合わせてとても良いおとなりさんを選んでくれました」

「日本語が上達するだけでなく、一緒にごはんを食べに行ったりして異文化交流を楽しむことも出来ました」

「おとなりさんは自分の仕事に対して情熱を持っており、私も就活生として、好きな仕事を見つけて彼のようなエキスパートになりたいと思うようになりました」

おとなりさんボランティア(日本人参加者)

「ボランティアは助ける側が労力を要するものという印象がありましたが、参加してみたらこちらが手取り足取り何かをしたわけではなく、たまに話せる良き友人が一人増えたなという感じです」

「お互い家に招待しあって手料理を振舞ったりして、日本にいながらペアの国の文化を知 ることができました」

「自分がこれまで何の疑問も感じずに通り過ぎてきた小学校の連絡帳や宿題、先生との面談などが、言葉のわからない外国人の方にとっては高いハードルであることを改めて認識しました」

「ペアと歳は近いけれど全く違う境遇で育ってきたので、交流はとても新鮮でした」

外国人を含めた文化共生社会を実現するために、当会の活動に多大なるご理解、ご協力をいただき感謝申し上げます。中央共同募金会に寄付してくださった方々に心より御礼申し上げます。今後ともJIIの活動に変わらぬご支援、ご協力いただきますようお願い申し上げます。