JII/OFP【#02】お互いに手料理を振る舞って、家族ぐるみで友情を育む(Otonarisanボランティア体験インタビュー)

Q:Otonarisanに参加したきっかけは何ですか?

藤井さん:外国人と知り合いたい、子どもに国際感覚を身につけてほしい

区の子育て広場で、日本に来た外国人ファミリー向けの募集を見てこのプログラムを知りました。日本にいながら外国人の知り合いを作れたらいいなと思ったこと、また娘にもいろんな人と交流をする機会を作って国際感覚を身につけてくれたらと思っていたので、家族ぐるみでの参加を決めました。

Q:ペアの外国人住民とどのように交流しましたか?

藤井さん:日本にいながらペアの国の文化を知ることができた

最初に交流したときはドキドキして、話が弾むか心配でした。

私たちのペアは、コロナの自粛期間と相手が妊婦さんで体調を崩したことなどが理由で、実際に会った回数は少なかったです。コロナで外出を控える時期で、またお相手が妊婦さんなのに会っていいのか、悩みました。家族と相談して、心配であることを相手に伝えたところ、理解してもらい会うのは状況が落ち着いてからとなりましたが、その間、1週間に1回はメッセージのやりとりをし、ZOOMで話したりもして交流を深めました。

実際に会ったのは1.5か月に1度くらいのペースで、半日一緒に過ごしました。マタニティイベントに一緒に参加したり、お互いの自宅で手料理を振る舞ったりしました。料理が好きなので、ペアの方の郷土料理を振る舞ってもらい、作り方を見せてもらえたことが嬉しかったです。日本にいながら、ペアの国のこと(結婚式のやり方や食べ物など)を知ることができ、また私たちのことを「親しい日本人の友人」とお友達に紹介してくれたり、ペアのお友達や私の友達も入れて一緒に食事することもありました。

プログラム期間は終了しましたが、これからも関係を続けていきたいと思っており、ペアになって頂き感謝しています。活動を終えた今も定期的に連絡を取り合っており、何度か一緒に出掛けています。

Q:Otonarisanボランティアに興味を持っている方にどんなメッセージを伝えたいですか?

藤井さん:私たちにとっての当たり前が、外国人には通用せず生活で困ることがたくさんある

Otonarisanの活動を通して、私たちにとっての当たり前が外国人の方にはわからず、生活で困っていることがたくさんある事に気づきました。私たちは病院に行ったら処方箋をもらい、薬局で薬をもらえばいいということを知っていますが、ペアの方はそのことを知らず、薬をもらえなくて困っていたことがありました。そんなこともあって、道端で困っていそうな外国人の方には気を留めるようになりました。

これからおとなりさんになる方、ペアの方とたくさんの思い出を作ってください!その思い出が一生ものになります。Otonarisanは素敵な活動だと思うので、これからもっと活動が広がってほしいです。