2025年10月11日(土)、聖路加国際病院にて「外国人妊婦のための出産・産後ワークショップ」を開催しました!今回で3回目となるこのワークショップには、妊婦さんとそのパートナー、あわせて16名の方が参加し、日本で出産を迎えるご夫婦に向けて、実践的なアドバイスや役立つ情報をお届けしました。
外国での妊娠・出産は、期待とともに不安も多いものです。このワークショップでは、リラックスして参加できる雰囲気を大切にしながら、出産に役立つ情報や心の支えになるお話、そして同じ経験をする仲間とのつながりを通して、少しでも安心して出産を迎えられるようサポートしました。
日本での出産を安心して迎えるために ― 学びとつながりの時間
ワークショップの中心テーマの一つは、日本での妊産婦ケアの仕方について理解すること。海外との違いをふまえながら、妊婦健診の流れ、出産時の手続き、分娩方法、産後サポートなどについて、図や映像を交えながらわかりやすく説明しました。「画像や動画を使って説明してくれたのでとても理解しやすかった」という声も参加者から寄せられています。
また「病院へ連絡するタイミング」「出産時の持ち物」「陣痛から回復までの流れ」「赤ちゃんの沐浴や産後のセルフケア」など、実生活に役立つ内容も多く取り上げました。五十嵐先生からは、専門的な知識と豊富な経験に基づいたアドバイスをいただき、参加者からは「わかりやすくて温かい説明だった」との感想もありました。
ワークショップでは、出産に向けた心の準備や産後のメンタルケアについても丁寧に取り上げました。痛みのコントロール、授乳、回復、産後の気持ちの変化などについて、穏やかで安心できる雰囲気の中で話し合いました。
「妊娠・出産・産後ケアについてたくさんのことを学び、心身ともに準備ができそうです」との声や「改めてこのクラスに参加して、不安が少し軽くなったように感じます。本当にありがとうございました」というメッセージもいただきました。
また、同じ立場の方々と出会い、経験を共有できたことも好評でした。「ほかの妊婦さんと交流できてよかった」「最後まで質問に丁寧に答えてもらえて助かった」といった感想も多く寄せられています。ある参加者は「日本語があまり得意でない夫が、英語で日本の出産システムを理解できる機会があってとても助かりました」と話してくれました。夫婦で一緒に質問したり、メモを取ったり、実際に練習したりする姿からは、共に学ぶことの大切さが伝わってきました。
次回開催に向けて
多くの方から「とても有意義でわかりやすい内容だった」「スタッフが親切で安心できた」と高い評価をいただいた一方、「もう少し質問の時間がほしい」「オムツ替えやおくるみの実習があると嬉しい」といったご意見もありました。
今後は、より参加型で実践的な内容も取り入れながら、さらに充実したワークショップを目指していきます。
ご協力くださった五十嵐先生、サポートしてくださったボランティアの皆さん、そして積極的にご参加くださった皆様に心より感謝申し上げます。
次回の「外国人妊婦のための出産・産後ワークショップ」は 11月29日(土) に同会場・同時刻で開催予定です。
日本で出産を迎える外国人妊婦さんとご家族の皆さん、ぜひお気軽にご参加ください。
これからも、安心して出産・育児に向き合えるよう、外国人ご家族のサポートを続けてまいります。
詳細・申込:(日本語)https://j-ii.org/event/2025foreignpregnant/
(英語)https://global.j-ii.org/eng/event/2025foreignpregnant/
お申し込みや質問があれば、info@j-ii.org までお問い合わせください。皆さんのご参加をお待ちしております!
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