【レポート】2026年7月8日 (水) :勉強会「在留資格・国籍の基礎知識と支援の課題」を開催しました!

202年7月8日 (水) :勉強会「在留資格・国籍の基礎知識と支援の課題」

外国人住民にとって日本に滞在する上で最も大切な「在留資格」。
この在留資格をテーマに、オンライン勉強会を開催しました!

日本の在留資格はとても複雑ですが、移民関連のテーマは近年の入管法改正などで一般の方からの関心も高まり、
平日にも関わらず30名を超える方にご参加いただきました。

今回講師としてお招きしたのは、行政書士の岩崎裕子先生です。
岩﨑先生は、在留資格、帰化・国籍、出生や家族に関する手続きを中心に、
20年以上に渡り日本に暮らす外国人のサポートに携わられています。

勉強会では、基礎知識から政策・制度の変化、近年の夫婦・親子関係の変化に伴う相談内容の多様化など、
最前線で活躍されている方ならではのご視点でお話いただきました。

外国人の生活に直結し、大きな影響を与える在留資格のリアル

就労できるものからできないものまで、在留資格はなんと「29種類」もあるそうです😲
そして、外国人政策が流動的に変わっていくことで、在留資格の内容や制度も都度都度変わっているとのこと。
日本に入国したものの、資格を維持していくのが困難なのが現状で、
近年の外国人政策の厳格化が彼らの生活に直結しているという実情をお話いただきました。

「在留資格について正しく理解していないと、日々の生活が変わってしまう」
日本での生活をきちんとシミュレーションせずに入国してきたために、将来困ることに気づけていない。
また、病気や事故、仕事の解雇などで予期せぬ出来事が発生した場合、
在留資格を失い、一気に生活のセーフティーネットを失うケースは決して珍しいことではないようです。
人生で大きなダメージを受けている状況に加えて、生活の基盤まで失ってしまう可能性があるという
外国人が置かれている不安定な状況を改めて認識しました。

相談内容の多様化

また、異国籍カップルや同性婚の増加など、近年の夫婦・親子関係の変化に伴い、相談の内容も多様化されているとのことでした。
中でも印象に残ったお話は、「赤ちゃんの在留資格は親に紐づく」ということ。
今後特定技能などの在留資格で若い労働人口が増えることで、外国籍の子どもも増加傾向にあるそうです。
親の在留資格の種類次第で、その子が将来どこで学べるか、生活できるかに大きな影響を与えるので、
子どもが生まれる前にしっかりとシミュレーションすることが大切だそうです。

上記のように、制度や実情の複雑化により、近年では医療・福祉・法務が絡み合うとても複雑な相談が増えてきており、
行政書士一人ではなく、幅広い分野で連携して外国人をサポートしていかないといけないとのことでした。

大切なのは「常に自分の状況を把握し、相談先を持っておく」こと

外国人の方は、「在留資格の知識を正しく持ち、自分の状況を把握し、相談先を持っておく」ことが大切だということ。
私たち日本人は、彼らにそんな意識を持ってもらうように、声をかけること。
そして、彼らが孤立しないように、おとなりさんのような横のつながりを作っておくこと。

ー とても学びの多い、考えさせられる勉強会でした。

「断片的にニュースで知っていることはありましたが、近年の運用変更による現場での課題を知ることができました。
さらに、病気や事故等の事情の変化が外国人住民の在留資格に影響することも分かり、不安定な立場であると感じました。
また、在留資格の変遷をたどってみると、外国人は政治や社会情勢等の影響を受けやすく、
社会的に脆弱性が高い存在であることを改めて認識しました。」

「現実問題として、もし自分自身がその状況に置かれたら・・・と考える機会となりました。」

「外国人が日本に住む大変さを改めて実感しました。サポートする意欲がますます高まりました 。」

参加された方からのお声です💡

「国籍問わず安心して日本で暮らせるように」、複雑化が増す環境の中でも一人一人の外国人住民に寄り添う、
岩崎先生のお姿にも感銘を受けた時間でもありました。

私たちJIIも彼らが安心して日本で暮らしていけるように、
一人ひとりの生活に、心に、これからも寄り添って行けたらと思います。