寄付キャンペーン期間中、たくさんのご支援いただきありがとうございました。
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【OFP新事業応援 寄付募集キャンペーン】
ご近所の力を活かし、心の通う関係をもっと多くの人に
~小さな楽しい関係の積み重ねから、社会全体の寛容化へ~
寄付控除による優遇措置を受けてのご寄付を希望される場合は、 Give OneもしくはBenevityをご経由ください。
近くにいても見えない~リアルを知らないとラベルで片付けてしまう
「見た目が怖そうとか、言葉が通じなさそうとか、どうしても壁を作りがちだと自覚もあります」
「公共施設や電車では、大声で話さない、外出先のゴミは持ち帰るなど、小さい頃から教わってきました。そんな文化を大切にしてほしい」
「外国人との交流の場に参加したいし、何かできることがあればお手伝いしたいと思っています。道ですれ違いざまに声をかけるわけにもいかないし…どうすればつながれるでしょうか。」
外国人住民とリアルな関わりがなかった頃、自分も同じことを思っていた。
アメリカやヨーロッパの移民問題をニュースで耳にするたびに、日本も外国人が増えているが大丈夫かな、でも外国人労働者がいなければ、そもそも経済も社会も成り立たなくなっているらしい、なんだか複雑な心境…
しかし、その一方で、日本に住んでいる外国人住民は、日常生活の中で様々な困難や悩みを抱え、日々の生活につまづく。
「出産を受け入れてくれる病院を探すのが大変だった」
「幼稚園に入りたいが、5カ所も断られた」
「外国籍というだけで賃貸の申込を何十件も断られる」
「行政からの手紙の内容を理解できない。手続きが進まない」
「日本の習慣や文化を知りたいのに信頼できる日本人の相談相手がいない」
「会社の人しか知らないのでとても窮屈、会社以外の日本人とつながりたい」
「日本人の友達ができない」
今、日本に暮らす外国人住民がたくさん増えていますが、外国人住民と日本人住民は見えない透明な壁によって分断され、互いの気持ちや状況が届かないまま、誤解や不信が生まれています。
このままでは、社会の「和」にひびが入ってしまうかもしれません。
個人にできること~対話できる関係から
日本は世界的にも稀なほど厳しい入国管理体制を敷いていますが、外国人労働者の受け入れを表明したことで、実質的な「移民時代」が始まっています。ただし、同じ移民という言葉を使っていても、徒歩で国境を超え、在留資格のない移民だけでも年間200万人を受け入れるアメリカや、平時でも年間300-400万人の移民を受け入れるヨーロッパとは前提が大幅に異なります。日本では120年以上も前に「内地雑居論争」があったように、外国人住民と共に暮らす経験が決して豊富とは言えません。外国人住民とどう共生していくかは、新しいチャレンジであり、避けて通れない重要な課題です。
グローバリゼーションの発展や少子高齢化社会に向き合うには、多様で寛容な社会の方がうれしい。「頭で理解する」だけでなく、感情や感覚を通じた実体験が必要ではないでしょうか?
多くの日本人にとって、外国人住民の生活実態を知らないし、半分近くは全く外国人と接点がないという調査データがあります。表層的な国際理解を超え、個人同士での相互理解を深め、対話できる関係ができるように様々な機会を作り出す必要があるのではないでしょうか。
OFPが実践してきたこと~日常のお付き合いがサポートになる
特定の背景を持つ外国人住民への支援や専門知識が必要な支援などは、これまで行政や専門機関でも行ってきました。しかし、日本での生活経験が乏しい大多数の外国人住民の日常生活の課題については、言語も社会習慣も異なり相談相手もいないなかで、どこで何ができるのか(またはできないのか)ということから全て自分で調べ、時間も労力も膨大にかかってひとつひとつの日常的な困り事を乗り越えていく状況でした。
この大きな空白に対して、JIIは4年前に日本で初めて「おとなりさん・ファミリーフレンド・プログラム(OFP)」を立ち上げました。日本初の取り組みとして、日本人住民が主体となって、外国人住民の暮らしにくさや孤立を解消し、地域で受け入れ、お互いに心地よく過ごすことができる社会を目指す活動です。OFPを通じて人々を繋げ、ともに暮らす社会の一員として認め合っていきます。
OFPは草の根的なアプローチとして、のべ1400人を超える日本人ボランティアと外国人参加者を迎え、安定的な関係構築を目指して、丁寧にマッチングを行った結果、マッチング成功率、半年間の活動達成率ともに、90%台前後を実現しています。
半年の活動期間が終わった後は、本当の友人になって、そのまま長くお付き合いするケースが非常に多いです。
私たちが大切にしているのは、支援という一方的な関係ではなく、日本人住民と外国人住民の間に対等な関係を構築した上で、一人ひとりに寄り添ったサポートを行い、対話を通じて相互理解や信頼を深めることのできる活動として多くの方の共感を得て、広がってきました。
OFPの活動は単なる外国人住民を支援するものではありません。同じ社会の住民同士の間に確かなつながりを作って、小さな楽しい関係から、個人には学びや新しい世界に出会う経験、社会には友好の種を植えたいという想いの上にあります。
新たな挑戦に力を貸してください ~金銭的な見返りではない投資~
私たちは4年間の間、子育て家庭、会社員、妊婦、留学生、ALT、難民・避難民など数多くの外国人住民の生活サポートに関わってきました。
その中でマッチングのノウハウと、難民支援を通じてより多くの方に適切な支援を行うための経験を積み重ねてきました。
今、これらを十分に活かし、新事業「ヘルプデスク(スポットおとなりさん)(仮)」プラットフォームの構築を目指して動き出しています。この仕組みでは、外国人住民が直面する短期的な困りごとに対し、迅速かつ柔軟に支援を提供します。
【スポットおとなりさんとは】福祉、育児教育、医療、生活ライフラインの分野における外国人住民の困り事に関して、おとなりさんがスポット的にサポートできる活動です。実際、難民や避難民向けの支援の中で数多く実践してきた活動で、今後は難民・避難民背景のない方にも広げていく予定です。
今、AI研究を専門とするITエンジニアが開発チームに参加し、この画期的な仕組みの実現が手に届く範囲になってきました。
プラットフォーム構築には、初期投資と継続的な運営資金が欠かせません。
OFPは公益性の高い非営利活動のため、これまでは民間助成団体からの助成資金に頼って運営してきましたが、今回の新事業は、助成金を申請しているものの、実績重視という助成金の性質から採択されないリスクも大きいのが現状です。
通常の活動運営以外に、プラットフォームをスタートする初期の開発費、サーバー費など、最小限の追加資金は200万円が必要です。
この活動が目指すのは、外国人住民のためだけの支援ではありません。私たち一人ひとりが互いを支え、学び合い、理解し合うことで、誰もが暮らしやすい社会をつくること。ベンチャーや株の投資をすると、お金という形でリターンが来ますが、OFPのような公益性の高い活動の場合、「新たな仕組みを作り、人々の暮らし方を変える機会」「個人に新しい経験をもたらす」「自分が望む社会変化を後押しする」など、お金では計れない、「より良い社会」がリターンとなります。
人は誰にでもサポートが必要な時期があり、サポートそのものを目的化せず、誰かと誰かがつながることで、より大きな力になり、楽しみと可能性がうまれてくると私たちは信じています。
どうか、この新しい挑戦に力を貸してください。
OFPの活動を応援し、「共生社会」を共に実現する仲間になりませんか?
また、応援メッセージやご意見もお待ちしています!
ぜひこの活動をお友達やご家族と共有し、支援の輪を広げてください。
私たちと一緒に、小さな一歩を積み重ねていきましょう。
その一歩が、未来を変える大きな力になると信じています。
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みなさんの想い、応援メッセージを
ぜひ残してください!
私にとって4年前のOFJとの出会いは仕事をリタイヤ後、ボランティア活動に移行できるとても良い機会でした。
地元で日本語を教えるなかでみなさんが目指しているものをいつも意識しながら、外国人の方の生活や不安、心配事など困りごとに寄り添っています。日本語の勉強は自身の努力の積み重ねだと思いますが、いくら努力をしても国の違いはありますから、暮らしづらさは解決できず不安や心配など困りごとは広がるばかりだと思います。
行政でも交流の場の提供はありますが、外国人の生活に必要な細かい情報は殆どなく困りごとへの対応は曖昧であるのが現況です。
OFJの活動拡大は、みなさんが日本で生活するうえで外国人支援はどうあるべきなのか、時間をかけ尽力され熱い思いを少しずつ形にされてきたのだと思うととても感慨深いです。
いつも地域や社会のためにありがとうございます。活動応援しています!
JIIのBig Fanです!おとなりさんファミリーフレンドプログラムを通じて、自分の世界が広がりました!!寄付額達成できますよう、祈っています(^^♪
人びとがそれぞれの良さを保ちながら「良き隣人」として生きる。
JIIの考え方が大好きです!
陰ながら応援しております😊
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コラム
「あの子、口が悪いんだって。」
娘がそう口にしたのは、クラスにいる外国出身の子のことでした。「口が悪いから他の子どもたちにも嫌われてるんだよね」「友達になる子がいないよ」と付け加えました。
私は少し考えてから、娘に問いかけました。
「もし、あなたが間違った日本語や、ちょっと乱暴な言葉を使ったら、ママやパパが『そういう言い方はしない方がいいよ』って教えてくれるよね。でも、もしその子のママやパパが日本語を知らなかったらどうだろう。その子がどんな言葉遣いをしているのか、気づくことすらできないかもしれない。その子には、直すチャンスが全然ないのかもしれないよ。」
その瞬間、娘の顔にハッとした表情が浮かび、「そうかぁ」と静かに頷きました。
親子のやり取りは、ただの家庭内の会話のように見えるかもしれません。しかし、これは私たちの社会全体に通じる課題ではないかと思います。「ある行動」を表面的に見ただけで、その人の背景や理由を知ろうとする前に、「だから外国人は…」と結論づけてしまう。同じような傾向は、日本中で起きている現象だと感じます。
実は、多くの「できない」ことの背景には、「知る機会がない」ことが潜んでいます。知らなければ、できるようになるチャンスすら得られません。同時に、日本に住む外国人に対して「日本の文化や習慣を知ってほしい」という思いを持つ日本人も、実際はなかなか伝える機会がないというジレンマを抱えています。
なぜ伝え合う機会がないのか ーそれは、対話ができる関係が築けていないからです。
OFPでの活動を通じて感じるのは、外国人が日本で感じる暮らしにくさや、日本人が抱える外国人への不安や誤解の多くが、「知らない」ことに起因しているということです。そして、その「知らない」ことに起因する不安や誤解を埋めるには、単なる言葉の問題ではなく、ただの支援でもなく、「対話する関係」が必要です。
この度、新たに立ち上げるプラットフォームは、日常のサポートを通じて、生活の課題解決を超え、「対話する関係」を広げることを目指しています。
このプラットフォームは、日本初の試みとして、社会に新しい助け合いの形をもたらすと確信しています。お互いが「知らない」という理由で生じていた分断を、知り合い、理解し、共に生きる未来へと変えていく。行政やビジネスではカバーしきれない社会の隙間を、みんなの力で埋めていく。JIIにしかできない、真の共生社会の実現に向けた「未来への投資」として、ぜひ寄付をご検討いただければ幸いです。
どうか、私たちと一緒にこの夢を形にしてください。
今回は、新たに構築する外国人住民の日常的な困り事の解決に特化した事業「スポットおとなりさんプラットフォーム」で、どんなことが可能になるのか、OFP(おとなりさん・ファミリーフレンド・プログラム)とは何が違うのか、もっと具体的にお伝えしたいと思います。
こちらは、実際に日本で暮らす外国人住民の声です。
「子どもの予防接種の案内が役所から届いたが、クリニックを選んで自分で予約することを知りませんでした。日本人の友人がやり方を教えてくれて、無事予約することができました」
「役所での手続きは煩雑で、書類や手続きはほとんど日本語です。日本の友人が同行してくれてとても心強く、スムーズに行えました。ひとりでは難しかったです」
「子どもの保育園入園の申請について日本の友人が役所に問い合わせを行ってくれたおかげで複雑な条件を確認することができ、入園できました」
「自国ではクリニック受診の際、まず総合診療科へ行き、症状に応じて専門の科を案内されます。日本ではどこの科にいくか自分で決めなければならず、子どもにアトピーの症状が出た時、小児科か皮膚科か判断できませんでしたが、日本人の友人が明らかに皮膚の疾患の場合は皮膚科に行くんだと教えてくれてとても助かりました」
「日本語ができなかった息子が11歳の時に家族で日本に移り住みました。共働きだったので、子どもの預け先に困っていました。学童を教えてもらいましたが、年齢の条件が合わず入れませんでした。知り合いの日本人が子どもを預ける他のグループを教えてくれました。そこで息子に友達ができ、生活を楽しむことができました。それを知らなかったら、子ども自身も親ももっと追い詰められていたと思います」
日本人にとって何気ない日常的なことも、外国人住民にとっては、言葉や社会システムの違いによって一つひとつは簡単に対応できるものではありません。助けてくれる人びととつながったおかげで、立ち往生していた日常生活が動き出しました。
◆ 地域住民の知恵を活かすのはJIIの特徴
日本の外国人支援政策では、行政や専門家が外国人のために特別なサービスを用意しようとする傾向があります。多言語対応や日本語学習機会の充実、困窮した方への支援はどれも大切なものですが、そこには大きな盲点があります。
外国人住民が困ったときは、家族、日本人の友人知人、外国人の友人知人の順に相談し、これらが相談先の7-8割を占めます。家族を持たない人であれば、友人知人が一番の相談相手になります。所属先や行政、民間団体への相談はさらに後になります(R5入国管理局調査)。
生まれ育った社会では、誰もが家族、友人、知人のネットワークに支えられ生きています。しかし、慣れ親しんだネットワークから離れて暮らす外国人住民にとって、最も欠けているのは人とのつながりとその社会に対するリアルな経験や情報です。
外国人が直面する日常生活の課題のほとんどは、専門家が対応する領域ではありません。冒頭に挙げたような日本人にとっては日常的なことでも、外国人には一つひとつが大きなハードルです。膨大な時間と労力をかけても解決しないどころかさらに複雑化し、困り事が増えていきます。その結果、「困ってる」けれど誰にも聞くことができず「孤立する」外国人が益々増えることになります。
このような状況は、日本での生活経験が豊富な日本人とのつながりがあれば、改善することができるのです。
外国人住民を外国人だけの世界に閉じ込めてはいけないと私たちは考えます。行政や専門の支援団体だけが受け皿になるのでは、外国人住民は日本社会になじみにくい存在のままになってしまいます。一般社会のなかでつながりを持ち、助けを得ることで、安心感を持ち、自分で解決できる術を身につけていくことができるのです。外国人の困り事を日本人が手伝うことは、お互いが直接関わり、パーソナルな絆を持ち、いつでも双方に新たな発見をもたらす楽しみが含まれています。
個人として関わりを持ち、相互理解を深めることが文化共生の真の姿であり、豊かな共生社会を作る力強い原動力になると思いませんか。
◆ ともに共生する未来を作りませんか?
私たちは、4年間のOFPの活動を通して、外国人をサポートしたい日本人の方がたくさんいらっしゃることを実感しました。
その力をお借りして、外国人住民の困り事の解決や難民の生活支援などの経験を積み重ねてきました。
今回のプラットフォームは、今まで限定的だった助け合いの輪をさらに拡げるためのものです。
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【外国人住民の日常的な困り事の解決に特化した事業「スポットおとなりさんプラットフォーム」】
〜できる人が、できる時に、少しのお手伝い〜 ※OFPとの違いもわかります
・単発で、お手伝いが必要な外国人と、お手伝いが可能な日本人を結ぶ仕組み
・6ヶ月間という固定の期間はない
・外国人住民にとっては、困り事の解決を手伝う信頼できる人を探す新しい方法
・手伝う課題が明確(福祉、育児や教育、医療、生活インフラ分野に限定)
・外国人は日常的な困り事を従来よりも迅速に解決することが可能になる
・日本人は具体的なサポートの経験を通して外国人住民の抱える困り事の実態を理解し、より多角的に社会を考える視点を得る
・お互いの相性がよければ、OFPペアへの申請が可能
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この新事業は、お互いに安心して暮らせる社会を作っていくための大きな一歩になると信じて構想を温めてきました。
ご寄付の使途について、
・50万:ホームページから申し込みをする方法で短期的な困り事解決の支援を開始できます。
・100万:ホームページから申し込みをする方法で年間170人の短期的な困り事解決の支援が可能です。
・150万:ITプラットフォームのプログラミング設計費用やサーバーを用意することができます。
・200万:ITプラットフォームを完成させ、1年で300人の支援ができます。
「できる人が、できる時に、少しのお手伝い」をすることで、解決できることが実はたくさんある。日本人と外国人住民の相互理解を深める機会が増えれば増えるほど、対立や誤解ではなく、誰もが心地よく過ごせる社会が形成されていきます。
皆さんにも私たちの考えに賛同していただけましたら、とても心強く思います。
一回のランチ代分からのご支援も可能です。
ぜひご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
寄付控除による優遇措置を受けてのご寄付を希望される場合は、 Give OneもしくはBenevityをご経由ください。
〈銀行振込口座〉以下の口座にお振込みをお願いいたします。
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銀行名:住信SBIネット銀行 (金融機関コード0038)
支店名:法人第一支店(支店コード106)
口座種類:普通
口座番号:1418300
名義人:漢字 特定非営利活動法人アジア人文文化交流促進協会
カナ トクヒ)アジアジンブンブンカコウリユウソクシンキヨウカイ
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※ 銀行振込でご寄付いただいた方にもお礼を申し上げたく、お手数ですが、
info@j-ii.orgもしくはお問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。
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